夫婦別寝について

夫婦が別々の部屋で寝るか、スペースを空けて眠る「夫婦別寝」が徐々に浸透しつつある。しかも年齢が上がるにつれて、別寝率は上がる傾向にあるようだ。東京ガス都市生活研究所の調査によると、50、60代ではほぼ３分の１の夫婦が「別の寝室で寝ている」と答えている。別寝傾向がこれほどはっきり確認できた調査は初と言える。

　別寝傾向は夫婦の世代によって差が大きい。20～29歳夫婦は6.7％しか別寝していない。30～39歳も14％にとどまる。別寝率がぐっと上がるのは、40代になってからだ。40～49歳の別寝率は24.6％と、約４分の１にアップ。50～59歳になると、32.3％と、約３分の１にまで別寝率が上がり、60～69歳の35.9％を経て、70歳以上では47.4％と、ほぼ半数の夫婦が寝所を別にするに至る。

　年齢と別寝傾向が連動するのは、家庭内のスペースの事情が大きい。子供が育って、実家を離れ、別寝に使える空き部屋が生まれるからだ。夫婦が共同で子供の面倒を見る必要がある時期が過ぎれば、別寝が選びやすくなるという事情もある。

　50歳以上の別室就寝実践者を中心にした調査では、さらに興味深い結果が出た。別寝に踏み切った理由や、夫婦それぞれが感じるメリットに男女間でかなりの食い違いが見られたのだ。

　別室就寝のきっかけについては、「新築・増改築・引越し」「同居家族の人数が減った」「出産・育児」の回答がそれぞれ約２割を占める。しかし、最も多い答えは、男性が「きっかけはない」（25.2％）、女性は「その他のきっかけ」（37.9％）。女性の場合は「その他」の回答を詳しく見てみると、そのうち約半数は「夫のいびき」を理由に挙げている。（「日経住まい」より抜粋）

我が家も「別寝中」です。部屋がもったいないし
夜は夫婦共々、それぞれ趣味の時間にあてています。
共稼ぎなので限られた自分の自由時間を有効に
使いたいですからね。
でもたまには一緒に寝ます（照笑）